高齢者が入所している施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎症状が複数の入所者と職…
高齢者が入所している施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎症状が複数の入所者と職員に発生している。施設が行うべき感染拡大防止のための対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 発症者と未発症者で居室を分ける。発症者と未発症者の生活空間を分けることは、接触による感染の拡大を防ぐ基本です。
- ⑵ 入所者に提供する食事は十分に加熱する。食品を中心部まで十分に加熱することで、食品を介した感染を防げます。
- ⑶ 発症者の嘔吐物は十分に乾燥させてから清掃する。乾燥するとウイルスが舞い上がって空気を介して広がるため、乾かさずに処理します。
- ⑷ 手指の消毒に次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用する。次亜塩素酸ナトリウムは皮膚への刺激が強く、手指の消毒には用いません。
- ⑸ 発症した食品調理従事者の業務への復帰は胃腸炎症状が消失した日からとする。症状が消えた後もウイルスの排出が続くため、検査で確認してから復帰します。
解説
正解は⑴と⑵です。ノロウイルスの感染を広げないためには、発症者と未発症者の生活空間を分けること、そして食品を中心部まで十分に加熱することが基本になります。嘔吐物は乾燥するとウイルスが舞い上がって空気を介して広がるため、乾かさずにすぐ処理します。手指の消毒に次亜塩素酸ナトリウムは使えず、発症した調理従事者は症状が消えた後も検査で確認してから復帰します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成