A 市では、4つの地域包括支援センター合同の地域ケア会議を1年間継続した。A 市…
次の文を読み53、54 の問いに答えよ。A 市(人口10 万人)では高齢化が進み、医療福祉分野の課題が増えている。地域包括支援センターでは、介護支援専門員から「複数の病院で処方された多種類、多量の薬を服用している高齢者が多い。副作用などの問題があるのではないか」との相談を受けることが増えた。そこで今年度から4か所の地域包括支援センターが合同で2か月ごとに、「高齢者の服薬」をテーマに事例検討による地域ケア会議を開催することにした。A 市からは介護保険担当課の保健師が参加する予定である。A 市の概況を表に示す。大学付属病院 1か所市内の医療機関数 病 院 3か所診 療 所 60 か所地域包括支援センター(委託型) 4か所高齢化率 28.0 %要介護認定率 18.5 %
A 市では、4つの地域包括支援センター合同の地域ケア会議を1年間継続した。A 市の訪問介護サービスを利用する高齢者の問題として、多種類、多量の薬剤の不適切な併用による健康障害と、介護支援専門員と主治医との連携の困難さの2つが明らかになった。A 市では医療と介護の連携の強化の具体策の検討を目的に「在宅医療推進会議」を立ち上げることになった。この会議に介護支援専門員、医師、歯科医師、薬剤師の代表者が参加することは決まっている。他に参加を呼びかけるメンバーで最も優先されるのはどれか。
- ⑴ 民生委員の代表民生委員は見守りを担いますが、服薬の管理や医療との連携には関わりません。
- ⑵ 訪問看護師の代表在宅で服薬状況を確かめ、医師と介護支援専門員の双方に日常的に関わる立場にあります。
- ⑶ 理学療法士の代表理学療法士は機能訓練を担う職種で、服薬の課題への関わりは限られます。
- ⑷ 医療経済学の学識経験者学識経験者は分析や助言はできますが、具体策の検討に欠かせない立場ではありません。
解説
正解は⑵です。課題として挙がっているのは、薬剤の不適切な併用による健康障害と、介護支援専門員と主治医との連携の困難さです。訪問看護師は、在宅で服薬の状況や体調の変化を直接確かめ、主治医にも介護支援専門員にも日常的に連絡をとる立場にあり、両方の課題に深く関わります。民生委員や理学療法士、学識経験者は、この課題への関わりが限られます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成