A 市では年々医療費が増大傾向にある。そのことを踏まえて、次年度から5か年の目標…
次の文を読み52、53 の問いに答えよ。人口8万人のA 市。定年が近い世代が多く居住しており、高齢化率は25 %、要介護認定率17 %、夜間人口が昼間人口に比べて高い。平成28 年(2016 年)の特定健康診査の実施率は45 %、特定保健指導の対象者割合は20 % であり、対象者には中性脂肪高値、次いで空腹時血糖高値を示す人が多い。特定保健指導対象者は増加傾向であるが、終了者はむしろ減少している。そこで、次年度から生活習慣病の重症化予防を目標に掲げ、重点的に取り組む計画である。
A 市では年々医療費が増大傾向にある。そのことを踏まえて、次年度から5か年の目標を設定し、生活習慣病の重症化予防のための事業計画を立案することになった。目標として設定する指標で最も優先されるのはどれか。
- ⑴ 人工透析の新規導入者数重症化の結果を直接示す指標であり、医療費の抑制とも結びつく目標になります。
- ⑵ 定期的に運動する人の数運動する人の数は生活習慣の変化を示す途中の指標で、重症化予防の成果ではありません。
- ⑶ 特定健康診査受診者数健診受診者数は取り組みの広がりを示す指標で、重症化の結果ではありません。
- ⑷ がんによる死亡者数がんによる死亡者数はがん対策の指標で、生活習慣病の重症化予防とは別です。
- ⑸ 要介護認定者数要介護認定者数は介護予防の指標で、重症化予防の成果を直接示すものではありません。
解説
正解は⑴です。生活習慣病の重症化予防の最終的な目的は、糖尿病性腎症などによって人工透析に至る人を減らすことにあります。人工透析の新規導入者数は、重症化をどれだけ防げたかを直接示す指標であり、医療費の増大を抑える効果も大きいため、5か年の目標として最も優先されます。運動習慣や健診受診者数は途中の指標、がん死亡や要介護認定は別の課題です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成