保健室登校を開始するにあたり、養護教諭が他の職員とともに確認する事項で適切でない…
次の文を読み54、55 の問いに答えよ。A さん(14 歳、女子、中学2年生)は、両親と弟(2歳)との4人暮らし。中学校入学直後からクラスになじめず、無気力な様子がみられ、1年生の3学期から不登校になっている。学級担任と養護教諭は定期的に家庭訪問を行い、A さんと母親の気持ちを聞き状況把握に努めた。A さんは教室には入りづらいが、学校に行くことにはそれほど抵抗はないようだった。2年生の2学期になって「保健室なら行けそう」という言葉が聞かれるようになった。そこで、中学校の校内委員会でA さんの保健室登校について話し合うこととなった。
保健室登校を開始するにあたり、養護教諭が他の職員とともに確認する事項で適切でないのはどれか。
- ⑴ A さんの保健室登校に対応できる職員の支援体制が整っていること対応できる職員の体制が整っていることは、開始にあたって確認すべき事項です。
- ⑵ A さんの保護者から保健室登校に対する協力が得られていること保護者の協力が得られていることも、確認すべき前提になります。
- ⑶ 全教職員の保健室登校に対する共通理解が得られていること全教職員の共通理解も、受け入れ体制を整えるうえで欠かせません。
- ⑷ 保健室登校を終了する期日が設定されていること終了の期日をあらかじめ決めることは本人を追い詰め、適切ではありません。
解説
正解は⑷です。この設問は適切でないものを選ぶ形です。保健室登校は、子どもの状態に応じて柔軟に進めるもので、あらかじめ終了の期日を決めると本人を追い詰め、かえって登校が続かなくなります。一方、対応できる職員の体制が整っていること、保護者の協力が得られていること、全教職員の共通理解があることは、いずれも開始にあたって確認すべき事項です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成