A さん(60 歳、女性)は、隣に住むB さん(48 歳、男性)についての相談の…
A さん(60 歳、女性)は、隣に住むB さん(48 歳、男性)についての相談のため、初めて保健所に来所した。「B さんは以前から酒好きで、仕事が休みの日には朝から酒を飲んでいることがよくあった。ここ1か月ほどは仕事にも行かず、泥酔して大声で騒ぎ、家の中で暴れているようだ」と言う。初回相談の際のA さんへの地区担当保健師の対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ B さんの勤務の状況を聴取する。本人に会う前に第三者から詳しい情報を集めることは、個人情報の扱いとして慎重を要します。
- ⑵ 飲酒が身体に及ぼす影響を説明する。飲酒の害を説明しても、相談に来たAさんの困りごとには応えていません。
- ⑶ A さんが今回相談に来所した目的を確認する。来所の目的を確認することで、何に困っているのかが分かり関わり方を定められます。
- ⑷ B さんを医療機関に受診させるための協力を依頼する。状況を把握しないまま近隣住民に協力を求めることは、負担も危険も大きくなります。
解説
正解は⑶です。Aさんは隣人について初めて相談に訪れており、何を心配し、どうしてほしいと考えているのかがまだ分かりません。まず来所の目的を確認することで、Aさん自身が困っているのか、Bさんの支援を求めているのかが明らかになり、以後の関わり方を定められます。本人に会わないまま勤務状況を尋ねたり、協力を依頼したりする段階ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成