今後の感染拡大を防止するために必要な措置のうち、検便の対象者として優先度が低いの…
次の文を読み46、47 の問いに答えよ。A 市内にある、特別養護老人ホームを併設する病院から「特別養護老人ホームの入所者から消化器症状を訴える者が多発し、検便した結果、腸管出血性大腸菌が検出された」と1月24 日に保健所に報告があった。保健師が調査したところ、週に1回、病院の医師が特別養護老人ホームの入所者の健康状態を確認していたことが分かった。看護・介護職員および調理従事者は、特別養護老人ホームと病院とでそれぞれ別の職員を雇用しており、施設間での行き来はなかった。給食は同じ食材を用い同じ方法で調理していたが、給食施設はそれぞれ独立していた。1月の発症日別の発症者数を表に示す。表 1月の発症日別の発症者数(人)施設の別 発症者 21 日 22 日 23 日 24 日 25 日特別養護 入所者 0 1 3 2 2老人ホーム 看護・介護職員 0 0 0 1 1調理従事者 0 0 0 0 0病院 入院患者 0 0 0 0 0看護職員 0 0 0 0 0調理従事者 0 0 0 0 0
今後の感染拡大を防止するために必要な措置のうち、検便の対象者として優先度が低いのはどれか。
- ⑴ 病院の医師週1回往診しており、入所者と直接接触するため対象に含める必要があります。
- ⑵ 病院の入院患者生活の場が分かれ直接の接触もないため、検便の対象としての優先度は低くなります。
- ⑶ 特別養護老人ホームの入所者発症していない入所者も感染している可能性があり、対象に含めます。
- ⑷ 特別養護老人ホームの調理従事者調理従事者は食品を介した感染源となり得るため、対象に含めます。
- ⑸ 特別養護老人ホームの入所者への面会者面会者も入所者と接触しており、感染と伝播の双方の可能性があります。
解説
正解は⑵です。感染が広がっているのは特別養護老人ホームであり、検便は入所者、調理従事者、ケアに関わる職員や医師、出入りする面会者など、感染源や感染経路に関わり得る人を対象とします。病院の入院患者は特別養護老人ホームの入所者と生活の場が分かれ、直接の接触もないため、検便の対象としての優先度は最も低くなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成