A 地区の健康課題として高層マンションに住む育児中の母親の交流不足が明らかになっ…
次の文を読み39〜41 の問いに答えよ。A 地区の高層マンションには若い世代が多く住んでいる。高層マンションに住むBさん(23 歳、初産婦)は、市の両親学級に参加していたが、マンション内に親しい友人はいない。両親学級に参加した際にB さんは「夫は会社員で帰宅時間が遅く、両親は遠方に住んでいる」と話していた。出産後、母子ともに順調に経過し退院した。市の保健師は生後25 日目にB さん宅へ新生児訪問することになった。
A 地区の健康課題として高層マンションに住む育児中の母親の交流不足が明らかになった。市内には母親が集まって活動をしている育児サークルがあり、保健師は既存の育児サークルを活用して、A 地区内の育児中の母親の交流を深めたいと考えている。このような課題解決に向けて次年度に育児サークルと協働して行うのはどれか。
- ⑴ 育児サークルのメンバーが両親学級に参加する。出産前に先輩と出会え、出産後に自然にサークルへ足を運ぶきっかけになります。
- ⑵ 母子保健推進員が育児サークルの運営に関わる。運営に外から関わることは、サークルの自主性を損なうおそれがあります。
- ⑶ 新生児訪問で育児サークルのメンバーを紹介する。訪問時の紹介は情報提供にとどまり、参加に結びつくとは限りません。
- ⑷ 育児サークルの活動を高層マンションの集会場で行う。場所を変えるだけでは、もともと交流のない母親の参加にはつながりません。
解説
正解は⑴です。高層マンションに住む母親の交流不足を解消するには、既存の育児サークルと出産前からつながる機会をつくることが有効です。サークルのメンバーが両親学級に参加すれば、これから親になる人が先輩と出会い、出産後に自然にサークルへ足を運べます。運営への関与や訪問時の紹介、場所の変更は、継続したつながりには結びつきにくくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成