保健師が母親に確認するA さんの情報として優先度が高いのはどれか。
次の文を読み42〜44 の問いに答えよ。A さん(21 歳、女性)。高校卒業後就職したが職場では人間関係が築けず、1つの決められた作業に集中することはできるが、複数の仕事が重なるとパニック状態になってしまうため転職を繰り返した。半年前にA さんは仕事を辞め、最近は自信をなくして自室にひきこもり昼夜逆転の生活となっている。A さんのことが心配だと母親から保健所に電話相談があった。保健師は母親に来所を勧め、面接を実施した。
保健師が母親に確認するA さんの情報として優先度が高いのはどれか。
- ⑴ 交友関係交友関係も背景を知る情報ですが、受診の必要性の判断には直結しません。
- ⑵ 精神症状の有無精神症状の有無は、受診の必要性と緊急性を判断するうえで最も重要になります。
- ⑶ 高校時代の学業成績学業成績は過去の情報で、現在の状態を示すものではありません。
- ⑷ これまでの転職の経緯転職の経緯も背景の理解に役立ちますが、優先して確かめる情報ではありません。
解説
正解は⑵です。Aさんは人間関係を築けず転職を繰り返し、半年前から仕事を辞めて家にいる状況です。発達の特性が背景にある可能性とあわせて、うつ状態や不安、幻覚妄想といった精神症状が生じていないかを確かめることが、受診の必要性と緊急性を判断するうえで最も重要になります。交友関係や学業成績、転職の経緯はその後に聞き取ります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成