新生児訪問時、B さんは「育児に不安がある」、「相談する相手がいない」などと保健…
次の文を読み39〜41 の問いに答えよ。A 地区の高層マンションには若い世代が多く住んでいる。高層マンションに住むBさん(23 歳、初産婦)は、市の両親学級に参加していたが、マンション内に親しい友人はいない。両親学級に参加した際にB さんは「夫は会社員で帰宅時間が遅く、両親は遠方に住んでいる」と話していた。出産後、母子ともに順調に経過し退院した。市の保健師は生後25 日目にB さん宅へ新生児訪問することになった。
新生児訪問時、B さんは「育児に不安がある」、「相談する相手がいない」などと保健師に話した。このときのB さんへの対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 育児不安の内容を具体的に聞く。何にどう不安を感じているかを具体的に知ることが、支援を選ぶ出発点になります。
- ⑵ 近所の児童館を利用するよう勧める。不安の中身を知らないまま場を勧めても、本人の求めに合うとは限りません。
- ⑶ 夫の育児への協力の有無を確認する。夫の協力の有無も確認しますが、まず本人の語りを受け止めることが先です。
- ⑷ B さんの実父母の健康状態を確認する。実父母の健康状態は支援者の有無を知る情報で、優先度は下がります。
- ⑸ 両親学級のときに知り合った者に連絡するよう勧める。知り合いへの連絡を勧めるだけでは、不安に応えたことになりません。
解説
正解は⑴です。Bさんは育児への不安と相談相手がいないことを自ら語っています。この段階では、何にどう不安を感じているのかを具体的に聴き取ることが出発点になります。内容が分かってはじめて、必要な情報や資源を選べます。児童館の利用や夫の協力、実父母の健康状態の確認は、不安の中身を知らないまま進める働きかけになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成