数日後、A さんとB さんが通う通所介護事業所の利用者の家族から「うちのおばあち…
次の文を読み42〜44 の問いに答えよ。A さん(85 歳、女性)。1 人暮らし。要介護1 の認定を受け、通所介護を利用している。A さんは2 か月前から持続する咳に加え、倦怠感が出現したため内科を受診し結核と診断され入院した。その5 日後、同じ通所介護事業所の利用者で、A さんと仲良しでよくおしゃべりをしていたB さん(79 歳)も結核と診断され入院した。
数日後、A さんとB さんが通う通所介護事業所の利用者の家族から「うちのおばあちゃんも感染していないでしょうか。今後も事業所に通い続けていいのか心配です」と保健所に電話相談があった。このときの対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 結核の予防接種を受けるよう勧める。結核の予防接種は乳児期に行うもので、成人には行いません。
- ⑵ 通所介護事業所の利用をやめるよう伝える。一律に利用の中止を勧める必要はありません。
- ⑶ 今回の感染源がA さんであることを説明する。個人を感染源と告げることは、人権を損なう対応になります。
- ⑷ 通所介護事業所で行う説明会に出席するよう勧める。正確な情報を一度に伝え、その場で質問にも答えられます。
解説
正解は⑷です。同じ事業所の利用者が相次いで発病しており、家族は不安を抱えています。正確な情報を一度にそろえて伝え、質問にもその場で答えられる説明会への出席を勧めることが最も適切です。成人への結核の予防接種は行わず、通所の中止を一律に勧める必要もありません。個人が感染源であると説明することは、人権を損なう対応になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成