男児は、近所の小児科を受診した際に広汎性発達障害の可能性があるといわれた。小児科…
次の文を読み36〜38 の問いに答えよ。市内の幼稚園に通う5 歳の男児の母親から「幼稚園で子どもがたびたびかんしゃくを起こし、集団生活になじめていないようです。幼稚園の先生から保健師に相談してみてはどうかといわれました」と保健センターに電話相談があった。
男児は、近所の小児科を受診した際に広汎性発達障害の可能性があるといわれた。小児科医は、母親が育児に関する不安を訴えたため、身近な相談先として保健センターの発達相談を勧めた。その後、母親は発達相談のため来所し「最近、息子が言うことを聞かず、よくパニックを起こして手がつけられません。どうしたらよいでしょうか」と訴えた。このときの対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 幼児が使う言葉で話すように伝える。言葉の選び方よりも、まずきっかけを把握することが先です。
- ⑵ 男児が嫌がることは避けるよう提案する。一律に避けると経験の幅が狭まり、根本的な解決になりません。
- ⑶ どのようなきっかけでパニックを起こすのか確認する。きっかけが分かれば、環境を整える具体的な手立てを考えられます。
- ⑷ パニックを起こしたときは大きな声で話すように伝える。大きな声はかえって刺激となり、混乱を強めてしまいます。
解説
正解は⑶です。広汎性発達障害の子どものパニックには、予定の変更や大きな音、見通しが立たないことなど、本人なりのきっかけがあります。どんな場面で起きるのかを具体的に確かめることで、環境を整えたり事前に伝えたりする手立てを一緒に考えられます。嫌がることを一律に避ける、大声で話すといった対応は、かえって混乱を強めます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成