保健師は母親の了解を得て、幼稚園と定期的に情報交換を行うことにした。1 か月後、…
次の文を読み36〜38 の問いに答えよ。市内の幼稚園に通う5 歳の男児の母親から「幼稚園で子どもがたびたびかんしゃくを起こし、集団生活になじめていないようです。幼稚園の先生から保健師に相談してみてはどうかといわれました」と保健センターに電話相談があった。
保健師は母親の了解を得て、幼稚園と定期的に情報交換を行うことにした。1 か月後、園長から「最近、男児の元気がない。母親も育児に疲れているようで表情が乏しい」と保健センターに電話相談があった。このときの園長への対応で優先度が高いのはどれか。
- ⑴ もう少し様子をみるよう伝える。変化がみられており、様子をみるだけでは対応が遅れます。
- ⑵ 小児科を受診させるよう依頼する。受診だけでは、母親の疲労や養育の状況を確かめられません。
- ⑶ 母親と一緒に保健センターへ来所するよう勧める。直接会って状況を確かめ、必要な支援につなぐことができます。
- ⑷ 男児の対応について保護者会で話し合うよう勧める。保護者会での話し合いは、母親を追い詰めるおそれがあります。
解説
正解は⑶です。子どもの元気がなく母親の表情も乏しいという情報は、育児の行き詰まりや不適切な養育につながりかねない変化を示しています。保健師が直接会って状況を確かめ、必要な支援につなぐため、母親とともに来所を勧めることが優先されます。様子をみることや受診の依頼、保護者会での話し合いは、今の変化に応える対応になりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成