娘は週 1 回A さん宅を訪ね 2 時間ほど一緒に過ごしていたが、接触者健康診断…
次の文を読み42~44 の問いに答えよ。A さん(70 歳、男性)。1 人暮らし。2 か月前から軽い咳があったが放置していた。1 週前から咳がひどくなり、倦怠感が出現したため病院を受診し入院した。Aさんは要支援 2 で週 1 回訪問介護を利用している。娘は夫と中学生と小学生の子どもの 4 人家族であり、車で 30 分の地区に住んでいる。
娘は週 1 回A さん宅を訪ね 2 時間ほど一緒に過ごしていたが、接触者健康診断では異常はなかった。娘は「子どもたちは咳や熱の症状はありません。半年以上前から父とは会っていません」と言う。保健師の娘への対応で正しいのはどれか。
- ⑴ 「お子さんは BCG を接種しましょう」BCGは乳児期に行う接種で、この場面では必要ありません。
- ⑵ 「お子さんは胸部エックス線検査を受けましょう」接触がなく、検査による負担をかける理由がありません。
- ⑶ 「お子さんは接触者健康診断の必要はありません」感染性のある期間に接触がなく、対象には含まれません。
- ⑷ 「お子さんはツベルクリン反応検査を受けましょう」接触がない以上、この検査を受ける必要もありません。
解説
正解は⑶です。接触者健康診断の対象は、患者が感染性を持つ期間に接触のあった人です。孫たちは半年以上会っておらず、娘自身の健康診断でも異常がなかったため、対象にはなりません。結核の予防接種は乳児期に行うもので、根拠なく胸部エックス線検査やツベルクリン反応検査を受けさせることは、不要な負担と不安を与えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp140512-03.html)を加工して作成