ペントースリン酸回路の中で NADPH を生じる反応の基質はどれか。1つ選べ。
ペントースリン酸回路の中で NADPH を生じる反応の基質はどれか。1つ選べ。
- ⑴ グルコース 1-リン酸グルコース1-リン酸はグリコーゲンの合成・分解で生じる中間体で、ペントースリン酸回路の基質ではありません。
- ⑵ グルコース 6-リン酸グルコース-6-リン酸脱水素酵素によりグルコース6-リン酸が酸化され、NADPHが生じます。
- ⑶ フルクトース 6-リン酸フルクトース6-リン酸は非酸化的段階や解糖系の中間体で、NADPHを生じる反応の基質ではありません。
- ⑷ グリセルアルデヒド 3-リン酸グリセルアルデヒド3-リン酸は解糖系でNAD⁺を還元してNADHを生じる基質で、NADPHではありません。
- ⑸ ホスホエノールピルビン酸ホスホエノールピルビン酸は解糖系でATPを生じる基質で、NADPHの産生には関与しません。
解説
正解は⑵です。ペントースリン酸回路の酸化的段階では、グルコース6-リン酸がグルコース-6-リン酸脱水素酵素により6-ホスホグルコノラクトンに酸化される際にNADPHが生じます。続く6-ホスホグルコン酸脱水素酵素の反応でも、もう1分子のNADPHとリブロース5-リン酸が生じます。NADPHは脂肪酸合成やグルタチオンの還元に使われ、グルコース-6-リン酸脱水素酵素欠損症では赤血球の溶血が起こりやすくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成