変更後の処方2 に関して薬剤師が患者に行う説明として、適切なのはどれか。2つ選べ…
38 歳女性。アレルギー性鼻炎で近医を受診し、処方1 による治療を受けていた。しかし、薬剤師は処方1 の薬剤の供給が不安定になったとの情報を得たため、医師と他剤への変更を検討し、処方1 は処方2 へ変更された。なお、処方1 の薬剤と処方2 の薬剤は、添加剤が同じものを調剤した。(処方1 )セチリジン塩酸塩錠10 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 就寝前 28 日分(処方2 )レボセチリジン塩酸塩錠5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 就寝前 28 日分
変更後の処方2 に関して薬剤師が患者に行う説明として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 処方2 の薬剤は、処方1 の薬剤と同じように服用してください。用法は同じ1日1回就寝前で、処方1と同じように服用できるので正答です。
- ⑵ 処方2 の薬剤は、処方1 の薬剤と効果が同等です。レボセチリジン5 mgはセチリジン10 mgと同等の効果を示すので正答です。
- ⑶ 処方2 の薬剤は、処方1 の薬剤より副作用が軽くなります。眠気などの副作用が必ず軽くなるとは説明できず、同様に注意が必要です。
- ⑷ 処方1 の薬剤の供給が安定すれば、医師の同意がなくても処方1 に戻せます。有効成分が異なる薬への変更なので、処方1に戻す場合も医師の同意が必要です。
- ⑸ 飲合せに注意する薬が処方1 の薬剤と異なりますので、今後別の薬を服用する場合は、相談してください。相互作用はセチリジンとほぼ共通で、飲合せに注意する薬が異なるわけではありません。
解説
正解は⑴と⑵です。レボセチリジンはラセミ体であるセチリジンのうち活性本体であるR体のみを取り出した薬で、レボセチリジン5 mgはセチリジン10 mgと同等の効果を示します。用法も同じ1日1回就寝前で、服用方法を変える必要はありません。副作用である眠気などが必ず軽くなるとはいえず、相互作用もほぼ共通です。別の有効成分であるため、処方を戻すには医師の同意が必要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成