細切した肝臓をホモジナイザーで破砕し遠心分離を繰り返すと細胞内小器官を大まかに分…
細切した肝臓をホモジナイザーで破砕し遠心分離を繰り返すと細胞内小器官を大まかに分けることができる。主に薬物代謝に関わるシトクロムP450 が存在する画分として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。肝臓のホモジネート遠心分離(600 × g,10 分)沈殿 上清[a]画分 × g遠心分離(9,000 ,20 分)沈殿 上清[b]画分 × g超遠心分離(105,000 ,60 分)沈殿 上清[c]画分 [d]画分
- ⑴ aaは600×g の沈殿で、核や未破壊の細胞を含む画分です。
- ⑵ bbは9,000×g の沈殿で、主にミトコンドリアを含む画分です。
- ⑶ c105,000×g の沈殿はミクロソーム画分で、小胞体膜に存在するシトクロム P450 を多く含みます。
- ⑷ ddは超遠心後の上清で、硫酸転移酵素などの可溶性酵素を含むサイトゾル画分です。
- ⑸ aからdのすべてシトクロム P450 は主にミクロソーム画分に存在し、すべての画分に均等に存在するわけではありません。
解説
正解は⑶です。肝ホモジネートを600×g で遠心すると核や未破壊細胞が沈殿し(a)、9,000×g では主にミトコンドリアが沈殿します(b)。その上清を105,000×g で超遠心すると、小胞体の断片であるミクロソームが沈殿し(c)、上清は細胞質の可溶性画分(d)となります。シトクロム P450 は主に小胞体膜に存在するため、ミクロソーム画分であるcに含まれます。グルクロン酸転移酵素もこの画分に存在します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成