女性の月経周期において、排卵直前に分泌量が急激に増加してピークに達し、排卵の開始…
女性の月経周期において、排卵直前に分泌量が急激に増加してピークに達し、排卵の開始を誘発するホルモンはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 黄体形成ホルモン(LH)エストロゲンの正のフィードバックで起こる LH サージが排卵を誘発します。
- ⑵ オキシトシンオキシトシンは下垂体後葉ホルモンで、子宮収縮や射乳を起こしますが、排卵の誘発には関わりません。
- ⑶ プロラクチンプロラクチンは乳汁分泌を促すホルモンで、高値ではむしろ排卵が抑制されます。
- ⑷ ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)hCG は妊娠成立後に胎盤(絨毛)から分泌され、黄体を維持するホルモンです。
- ⑸ プロゲステロンプロゲステロンは排卵後に黄体から分泌されるホルモンで、排卵前にピークを迎えるものではありません。
解説
正解は⑴です。月経周期の卵胞期後半には、成熟卵胞から分泌されるエストロゲンが高濃度に達し、正のフィードバックによって下垂体前葉から黄体形成ホルモン(LH)が急激に大量分泌されます(LH サージ)。この LH サージが排卵を引き起こし、排卵後の卵胞は黄体となってプロゲステロンを分泌します。排卵日予測検査薬が尿中 LH を検出するのもこの仕組みに基づいています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成