30 歳男性。眼に違和感があり近医を受診したところ、麦粒腫と診断され、下記処方箋…
30 歳男性。眼に違和感があり近医を受診したところ、麦粒腫と診断され、下記処方箋を持って来局した。(処方)オフロキサシン眼軟膏0.3% 3.5 g1 回適量 1 日3 回 朝昼夕 下眼瞼に塗布薬剤師が患者に説明する眼軟膏の使用方法として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 眼を閉じて、まぶたの外側に均等に塗布する。まぶたの外側に塗っても結膜嚢に薬が届かず、眼軟膏として十分な効果が得られません。
- ⑵ 眼を閉じて、目元に塗布する。眼を閉じて目元に塗る方法では、薬剤が結膜嚢に入りません。
- ⑶ 眼を閉じて、目尻に塗布する。目尻に塗っても結膜嚢に十分な量が入らず、適切な使用方法ではありません。
- ⑷ 下まぶたを下にひき、目の中央に塗布する。目の中央(角膜)に直接塗るとチューブの先で角膜を傷つけるおそれがあり、不適切です。
- ⑸ 下まぶたを下にひき、まぶたの内側に塗布する。下まぶたを下に引き、まぶたの内側(結膜嚢)に塗布するのが正しい使用方法です。
解説
正解は⑸です。眼軟膏は、清潔な手で下まぶたを軽く下に引き、チューブの先がまつ毛や眼に触れないようにして、下まぶたの内側(結膜嚢)に適量を塗布します。その後、まぶたを閉じて軽く眼球を動かすと、軟膏が眼全体に広がります。眼を閉じたまままぶたの外側や目元、目尻に塗っても結膜嚢に薬が届かず、十分な効果が得られません。目の中央に直接塗ると角膜を傷つけるおそれもあります。使用後は一時的に見えにくくなることも伝えておきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成