塩化水素(気体)のH 原子とCl 原子の間の結合として正しいのはどれか。1つ選べ…
塩化水素(気体)のH 原子とCl 原子の間の結合として正しいのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 共有結合HとClが電子対を共有して結合しています。電子はCl側に偏りますが、気体分子内の結合は極性共有結合です。
- ⑵ イオン結合水溶液中ではH⁺とCl⁻に電離しますが、気体のHCl分子内の結合はイオン結合ではなく共有結合です。
- ⑶ 水素結合水素結合は、分子と分子の間(または分子内の離れた部位間)にはたらく相互作用で、H-Cl間の結合そのものではありません。
- ⑷ 金属結合金属結合は、金属原子が自由電子を共有して結びつく結合で、HClには当てはまりません。
- ⑸ 疎水結合疎水結合は、水中で非極性分子どうしが集まる相互作用で、原子間の化学結合ではありません。
解説
正解は⑴です。気体の塩化水素(HCl)では、H原子とCl原子が電子を1個ずつ出し合い、電子対を共有して結合しています。Clの電気陰性度が大きいため電子対はCl側に偏り、極性をもつ共有結合(極性共有結合)になります。水に溶けると電離してH⁺とCl⁻を生じますが、気体分子の中ではイオン結合ではありません。水素結合や疎水結合は分子間の相互作用、金属結合は金属原子間の結合です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成