医薬品や生体分子の分析に用いる質量分析計について、イオンを分ける部分の仕組みと得…
医薬品や生体分子の分析に用いる質量分析計について、イオンを分ける部分の仕組みと得られる情報を整理した。記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 炭素の数が多い分子ほど、炭素13による質量が1大きいピークは小さくなる。炭素の数が多いほど、炭素13を含む分子の割合が増え、そのピークは大きくなります。
- ⑵ タンデム質量分析では、イオンを一度選んでから開裂させることはできず、構造の情報は得られない。選んだイオンを開裂させて生成イオンを測ることで、構造の情報が得られます。
- ⑶ マトリックス支援レーザー脱離イオン化法は、主に気体の低分子の測定に用いられる。この方法は、たんぱく質などの高分子の測定によく用いられます。
- ⑷ 飛行時間型では、同じ運動エネルギーを与えたイオンのうち、質量電荷比の小さいものほど早く検出器に届く。軽いイオンほど速く飛ぶため、到達までの時間で質量電荷比を求めます。
- ⑸ 四重極型では、電極にかける電圧を変えることで、特定の質量電荷比のイオンを選んで通過させる。電圧の条件に合うイオンが安定に通り抜け、走査で質量のスペクトルが得られます。
解説
正解は、飛行時間型の記述と、四重極型の記述です。質量分析計は、イオン化部、イオンを質量電荷比で分ける分析部、検出部からなります。飛行時間型は飛行にかかる時間で、四重極型は電圧の条件でイオンを分けます。タンデム質量分析では、選んだイオンを開裂させて構造の情報を得ます。炭素の数が多い分子では、炭素13を含むピークが大きくなります。
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