かぜの引き始めに用いられる漢方処方には、発汗を促す生薬としてマオウが配合されるこ…
かぜの引き始めに用いられる漢方処方には、発汗を促す生薬としてマオウが配合されることが多い。マオウについて、正しいのはどれか。
- ⑴ ショウガ科植物の根茎を用いる生薬で、主な成分として辛味をもつギンゲロールを含む。ショウガ科植物の根茎を用いるのはショウキョウで、辛味成分を含みます。
- ⑵ マオウ科植物の地上茎を用いる生薬で、主な成分としてエフェドリンなどのアルカロイドを含む。マオウはマオウ科植物の地上茎を基原とし、エフェドリン類を主成分とする生薬です。
- ⑶ クスノキ科植物の樹皮を用いる生薬で、主な成分として芳香をもつシンナムアルデヒドを含む。クスノキ科植物の樹皮を基原とし、シンナムアルデヒドを含むのはケイヒです。
- ⑷ ボタン科植物の根を用いる生薬で、主な成分としてモノテルペン配糖体のペオニフロリンを含む。ボタン科植物の根を基原とし、ペオニフロリンを含むのはシャクヤクです。
- ⑸ マメ科植物の根やストロンを用いる生薬で、主な成分として甘味をもつグリチルリチン酸を含む。マメ科植物の根とストロンを用い、グリチルリチン酸を含むのはカンゾウです。
解説
正解は⑵です。マオウはマオウ科の植物の地上茎を基原とする生薬で、エフェドリンやプソイドエフェドリンなどのアルカロイドを含みます。エフェドリンは交感神経を刺激する作用をもち、発汗、気管支の拡張、鎮咳などに関わります。カンゾウ・ショウキョウ・ケイヒ・シャクヤクも、かぜや痛みに用いる漢方処方によく配合される生薬ですが、基原植物の科、用いる部位、主成分がそれぞれ異なります。
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