重症筋無力症の治療薬はどれか。2 つ選べ。
重症筋無力症の治療薬はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ トロピカミドトロピカミドは散瞳・調節麻痺薬で、重症筋無力症の治療薬ではありません。
- ⑵ フェニレフリン塩酸塩フェニレフリンは交感神経刺激による散瞳薬です。
- ⑶ 副腎皮質ステロイド薬自己免疫疾患のため、ステロイドなどの免疫療法が行われます。
- ⑷ 抗コリンエステラーゼ薬アセチルコリンの分解を抑えて伝達を改善する対症療法の薬です。
- ⑸ シクロペントラート塩酸塩シクロペントラートは調節麻痺薬で、屈折検査に用います。
解説
正解は⑶と⑷です。重症筋無力症の治療では、アセチルコリンの分解を抑えて神経筋接合部の伝達を改善する抗コリンエステラーゼ薬(ピリドスチグミンなど)が対症療法として用いられます。病態はアセチルコリン受容体などに対する自己抗体による自己免疫疾患なので、副腎皮質ステロイド薬などの免疫療法も行われ、胸腺腫があれば胸腺摘除術も検討されます。トロピカミドとシクロペントラートは散瞳・調節麻痺薬、フェニレフリンは散瞳薬で、治療薬ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-10.html)を加工して作成