機能弱視で正しいのはどれか。
機能弱視で正しいのはどれか。
- ⑴ 暗順応後に低照度で視力を測定すると弱視眼の視力は極端に低下する。機能弱視では低照度でも視力が極端には低下せず、器質疾患との鑑別に使われます。
- ⑵ 字ひとつ視力は字づまり視力に比べ不良である。読み分け困難のため、字づまり視力の方が字ひとつ視力より不良になります。
- ⑶ 弱視の種類に関わらず治療予後は良好である。形態覚遮断弱視などは予後不良のことがあり、種類によって予後は異なります。
- ⑷ 我が国では裸眼視力1.0 未満を弱視とする。弱視は矯正視力で評価するもので、裸眼視力1.0未満で定義されるものではありません。
- ⑸ 視覚感受性期間に早期の治療を開始する。感受性期を過ぎると効果が得にくいため、早期に治療を開始します。
解説
正解は⑸です。機能弱視は、器質的な病変がないにもかかわらず、視覚の感受性期に適切な視覚刺激が得られなかったために生じる視力不良です。感受性期を過ぎると治療効果が得られにくくなるため、できるだけ早期に治療を開始することが重要です。弱視眼は暗所で視力が極端に低下しない(中性フィルタ試験で器質疾患と区別できる)ことが知られ、字づまり視力が字ひとつ視力より不良になる読み分け困難がみられます。予後は種類で異なり、裸眼視力で弱視を定義することもありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-10.html)を加工して作成