コンタクトレンズ〈CL〉処方で誤っているのはどれか。
コンタクトレンズ〈CL〉処方で誤っているのはどれか。
- ⑴ 涙液の状態を確認する。ドライアイはCL装用の障害になるため、涙液の確認は正しい手順です。
- ⑵ 処方時には装用者にレンズケアの重要性を理解してもらう。ケア不良は感染症の原因となるため、重要性の理解を得ることは正しい対応です。
- ⑶ 角膜内皮細胞密度が1000 個/mm²以下の場合、処方を継続する。内皮細胞密度が著しく低い場合は角膜浮腫の危険があり、処方継続ではなく中止や見直しを検討します。
- ⑷ ソフトCL のフィッティングはプッシュアップテストで確認する。下眼瞼でレンズを押し上げて動きを見るプッシュアップテストはソフトCLの評価法です。
- ⑸ ハードCL のフィッティングはフルオレセインの染色パターンを確認する。ハードCLはフルオレセインで涙液層の分布を見てフィッティングを評価します。
解説
正解は⑶です。角膜内皮細胞は再生しないため、密度が低下すると角膜浮腫や水疱性角膜症に至る危険があります。コンタクトレンズの長期装用は角膜の酸素不足を通じて内皮障害を進めることがあり、内皮細胞密度が1000個/mm²以下のように著しく低い場合は、処方の継続ではなく中止や装用方法・レンズの見直しを検討します。処方時には涙液の状態の確認、レンズケアの指導を行い、ソフトCLはプッシュアップテスト、ハードCLはフルオレセイン染色パターンでフィッティングを評価します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-10.html)を加工して作成