画家のC. Monet〈C. モネ〉は白内障術前に赤い色調の絵を描き、白内障術後…
画家のC. Monet〈C. モネ〉は白内障術前に赤い色調の絵を描き、白内障術後は青い色調の絵を描いたことで有名である。考えられるのはどれか。
- ⑴ 色視症水晶体の着色で黄・赤みを帯び、術後は青みを帯びて見える色視症で説明できます。
- ⑵ 色失語色失語は色は分かっても色名と結びつけられない言語の障害です。
- ⑶ 色失認色失認は色の認知そのものが障害される大脳の高次機能障害です。
- ⑷ 大脳性色覚障害大脳性色覚障害は後頭葉腹側の障害による色覚の喪失で、白内障とは関係しません。
- ⑸ 後天赤緑色覚異常後天赤緑色覚異常は視神経疾患などで生じ、白内障手術で青い色調に変わる説明になりません。
解説
正解は⑴です。色視症は、物が特定の色を帯びて見える症状です。加齢で水晶体が黄褐色に着色すると短波長の青い光が吸収され、全体が黄色〜赤みを帯びて見えます。白内障手術で混濁した水晶体を取り除くと急に青い光が網膜に届くようになり、しばらくは全体が青っぽく見える青視症が起こります。モネの絵の色調の変化はこれで説明できます。色失語・色失認・大脳性色覚障害は脳の障害、後天赤緑色覚異常は視神経疾患などでみられるもので、術前後で逆転する色調の変化とは結びつきません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-10.html)を加工して作成