内頸動脈-後交通動脈分岐部の動脈瘤により障害されやすい脳神経はどれか。
内頸動脈-後交通動脈分岐部の動脈瘤により障害されやすい脳神経はどれか。
- ⑴ 視神経視神経は眼動脈分岐部や前交通動脈の動脈瘤で圧迫されることがありますが、IC-PC動脈瘤の典型ではありません。
- ⑵ 動眼神経動眼神経は後交通動脈に沿って走るため、IC-PC動脈瘤で圧迫され、瞳孔散大を伴う麻痺を起こします。
- ⑶ 滑車神経滑車神経は中脳背側から出て細く長く走りますが、IC-PC動脈瘤による障害は典型的ではありません。
- ⑷ 外転神経外転神経は頭蓋内圧亢進や海綿静脈洞病変で障害されやすく、IC-PC動脈瘤の典型ではありません。
- ⑸ 顔面神経顔面神経は小脳橋角部から内耳道へ向かい、IC-PC部とは離れています。
解説
正解は⑵です。動眼神経は中脳から出て後大脳動脈と上小脳動脈の間を通り、後交通動脈のすぐ近くを前方へ走行します。そのため内頸動脈-後交通動脈分岐部(IC-PC)の動脈瘤は動眼神経を圧迫しやすく、瞳孔散大を伴う動眼神経麻痺(眼瞼下垂・外斜視)として発症することが多いです。瞳孔線維は神経の表層を走るため圧迫で早期に障害されます。瞳孔不同を伴う動眼神経麻痺は破裂の危険があり、緊急の画像検査が必要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-10.html)を加工して作成