前庭眼反射について誤っているのはどれか。
前庭眼反射について誤っているのはどれか。
- ⑴ 両眼共同性である。前庭眼反射では両眼が同じ方向に共同して動きます。
- ⑵ 誘発には視覚入力が必要である。前庭眼反射は前庭からの入力で生じ、暗所や閉瞼下でも誘発されるため誤りです。
- ⑶ 三半規管は頭部に加えられた回転角速度を感知する。三半規管は頭部の回転(角速度・角加速度)を感知します。
- ⑷ 頭部の動く方向と逆向きに眼球を動かして視線を安定させる。頭部と逆向きに眼球を動かし、網膜像のぶれを防いで視線を安定させます。
- ⑸ 頭部を左右に傾斜した際の眼球反対回旋には耳石器が関与している。頭部傾斜時の眼球反対回旋には耳石器が関与します。
解説
正解は⑵です。前庭眼反射は、内耳の前庭器が頭部の動きを感知し、頭部と反対方向に両眼を共同して動かして視線を安定させる反射で、視覚入力がなくても暗所や閉瞼下でも誘発されます。三半規管は頭部の回転角速度(角加速度)を、耳石器は直線加速度や重力を感知します。頭部を左右に傾けたときに眼球が逆方向に回旋する眼球反対回旋には耳石器が関与し、Bielschowsky頭部傾斜試験の原理にもなっています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-10.html)を加工して作成