6歳の女児。眼瞼疾患の治療のために紹介受診した。左眼の細隙灯顕微鏡写真(別冊No…
6歳の女児。眼瞼疾患の治療のために紹介受診した。左眼の細隙灯顕微鏡写真(別冊No. 10)を別に示す。この疾患で正しいのはどれか。
- ⑴ 耳側に多い。睫毛内反は下眼瞼の鼻側に多くみられます。
- ⑵ 羞明がある。睫毛が角膜に接触して上皮障害を起こすため、羞明がみられます。
- ⑶ 上眼瞼に多い。小児の睫毛内反は下眼瞼に多くみられます。
- ⑷ 眼瞼に痛みがある。眼瞼の痛みは麦粒腫など炎症性疾患の特徴です。
- ⑸ 瞼板の異常がある。瞼板の異常ではなく、皮膚や眼輪筋の余剰が原因です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。小児で眼瞼疾患の治療のために紹介される代表的な疾患は、睫毛内反(睫毛内反症)です。下眼瞼の皮膚や眼輪筋が余って睫毛が角膜側に向き、角膜に接触して角膜上皮障害を起こすため、羞明、流涙、眼脂、異物感がみられます。下眼瞼の鼻側に多く、瞼板そのものに異常はありません。眼瞼の痛みは麦粒腫など炎症性疾患の特徴です。成長とともに自然に改善することもありますが、角膜障害が強い場合は手術を行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-10.html)を加工して作成