明度が均一な面(A、C)と、それに連続して明度がスムーズに変化するグラデーション…
明度が均一な面(A、C)と、それに連続して明度がスムーズに変化するグラデーションの面(B)(別冊No. 1)を別に示す。A 面とB 面の境界(矢印①)には暗い帯が、B 面とC 面の境界(矢印②)には明るい帯が識別できる。この現象に関係するのはどれか。
- ⑴ 回折回折は光が障害物の縁で回り込む現象で、Mach帯とは関係しません。
- ⑵ 側方抑制網膜の側方抑制により境界のコントラストが強調され、Mach帯が見えます。
- ⑶ Riddoch 現象Riddoch現象は視野欠損部で動く視標だけが知覚される現象です。
- ⑷ Purkinje 移動Purkinje移動は暗所で比視感度のピークが短波長側へずれる現象です。
- ⑸ Stiles-Crawford 効果Stiles-Crawford効果は瞳孔の中心と周辺から入る光で感度が異なる現象です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。均一な面とグラデーションの境界に、実際には存在しない暗い帯や明るい帯が見える現象はMach帯(マッハバンド)と呼ばれ、網膜の側方抑制によって生じます。網膜の神経細胞は、周囲の細胞の活動を抑制し合う仕組み(受容野の中心周辺拮抗型)を持つため、明るさが変化する境界でコントラストが強調されて見えます。回折は光の波としての性質、Riddoch現象は動く視標だけが見える現象、Purkinje移動は比視感度の変化です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-10.html)を加工して作成