散瞳するのはどれか。
散瞳するのはどれか。
- ⑴ 有機リン有機リンはコリンエステラーゼ阻害で縮瞳を起こします。
- ⑵ コカイン塩酸塩ノルアドレナリンの再取り込み阻害で散瞳し、Horner症候群の診断に使われます。
- ⑶ モルヒネ塩酸塩モルヒネは動眼神経核を刺激して強い縮瞳(針先瞳孔)を起こします。
- ⑷ ジスチグミン臭化物ジスチグミン臭化物はコリンエステラーゼ阻害薬で縮瞳を起こします。
- ⑸ ピロカルピン塩酸塩ピロカルピン塩酸塩は副交感神経刺激薬で縮瞳を起こします。
解説
正解は⑵です。コカイン塩酸塩は交感神経終末でのノルアドレナリンの再取り込みを阻害し、シナプス間隙のノルアドレナリンを増やして瞳孔散大筋を収縮させるため散瞳します。この性質はHorner症候群の診断(コカイン点眼試験で患眼が散瞳しない)に利用されます。有機リン、ジスチグミン臭化物はコリンエステラーゼ阻害による縮瞳、ピロカルピン塩酸塩はムスカリン受容体刺激による縮瞳、モルヒネ塩酸塩は中枢性の縮瞳を起こします。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-10.html)を加工して作成