AC/A 比について誤っているのはどれか。
AC/A 比について誤っているのはどれか。
- ⑴ 視能訓練で減少する。AC/A比は視能訓練ではほとんど変化しないため、この記述が誤りです。
- ⑵ 生後18 か月頃に成立する。AC/A比は乳幼児期、生後18か月頃までに成立するとされます。
- ⑶ 正常値は4±2 Δ/D である。AC/A比の正常値は4±2Δ/Dです。
- ⑷ 両眼の内直筋後転により減少する。両眼の内直筋後転術などにより近見偏位が減り、AC/A比は減少します。
- ⑸ heterophoria 法はgradient 法より大きい値をとる。heterophoria法は近接性輻湊を含むため、gradient法より大きな値になります。
解説
正解は⑴です。AC/A比(調節性輻湊と調節の比)は個人ごとにほぼ一定で、輻湊訓練などの視能訓練では変化しにくいとされるため、「訓練で減少する」が誤りです。AC/A比は乳幼児期に成立し、正常値は4±2Δ/Dです。両眼の内直筋後転術(特に後部縫着術を併用した場合)で近見の内斜視が減り、AC/A比も減少します。heterophoria法は近接性輻湊の影響を含むため、レンズで調節だけを変えるgradient法より大きい値になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-10.html)を加工して作成