電車で移動中に車窓の移りゆく景色を眺めると、遠くの山々はあまり動かず、近くの景色…
電車で移動中に車窓の移りゆく景色を眺めると、遠くの山々はあまり動かず、近くの景色ほど進行方向と反対に速く動いて見えた。この現象と関連のある奥行き手がかりはどれか。
- ⑴ 運動視差移動中に近くの物ほど速く動いて見えることを手がかりにする運動視差です。
- ⑵ 大気遠近法大気遠近法は遠くの物ほどかすんで青みがかって見える手がかりです。
- ⑶ テクスチャの勾配テクスチャの勾配は模様が遠くほど細かく見える手がかりです。
- ⑷ 輻湊角輻湊角は近くを見るときの両眼の寄りの程度による手がかりです。
- ⑸ 両眼視差両眼視差は左右眼の網膜像のずれによる手がかりで、移動を必要としません。
解説
正解は⑴です。運動視差は、観察者が移動したときに、近くの物ほど網膜上を速く大きく動き、遠くの物ほどゆっくり動いて見えることを手がかりに奥行きを知覚する仕組みです。電車の窓から見る景色で、遠くの山はあまり動かず近くの景色が速く流れるのは、この運動視差の典型例です。片眼でも働く単眼性の手がかりです。大気遠近法は遠くの物がかすんで見えること、テクスチャの勾配は模様の密度の変化、輻湊角と両眼視差は両眼性の手がかりです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-10.html)を加工して作成