ボツリヌス毒素の薬理作用はどれか。
ボツリヌス毒素の薬理作用はどれか。
- ⑴ 鎮痛作用ボツリヌス毒素の主な作用は筋の麻痺で、鎮痛作用ではありません。
- ⑵ 局所麻酔作用局所麻酔薬は神経のNaチャネルを遮断するもので、作用機序が異なります。
- ⑶ 抗てんかん作用抗てんかん作用はなく、中枢神経に作用する薬ではありません。
- ⑷ 交感神経遮断作用交感神経の遮断ではなく、運動神経終末のアセチルコリン放出を阻害します。
- ⑸ 神経筋接合部伝達阻害作用アセチルコリンの放出を阻害し、神経筋接合部の伝達を遮断します。
解説
正解は⑸です。ボツリヌス毒素は運動神経終末からのアセチルコリンの放出を阻害し、神経筋接合部の伝達を遮断して筋を一時的に麻痺させます。眼科領域では眼瞼けいれんや片側顔面けいれんの治療に用いられ、斜視の治療にも応用されます。効果は数か月で、神経終末の再生とともに消えるため、繰り返し注射が必要です。鎮痛作用、局所麻酔作用、抗てんかん作用、交感神経遮断作用は主な薬理作用ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-07.html)を加工して作成