78歳の女性。眼底検査のため散瞳薬を点眼し、検査を終えた。一人で受診しており、帰…
78歳の女性。眼底検査のため散瞳薬を点眼し、検査を終えた。一人で受診しており、帰りは自分で車を運転するつもりだと話している。視能訓練士の安全面の対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 散瞳薬の効果は点眼して10分ほどで消えるので、検査が終わればそのまま車で帰ってもらう。散瞳薬の効果は数時間続き、その間はまぶしさや近くの見えにくさがあるため、運転は危険です。
- ⑵ 歩行の介助は感染の原因になるので、患者の体に触れずに口頭の案内で移動してもらう。手指の衛生を守れば介助はできます。散瞳後の高齢者は、必要に応じて体を支えて誘導します。
- ⑶ 転倒の危険は若い人ほど高いので、高齢者には若い人と同じ案内で帰宅してもらう。転倒の危険は高齢者ほど高く、散瞳で見えにくい状態ではさらに注意が必要です。
- ⑷ 散瞳中は暗い所の方が見やすいので、照明を消した廊下を通って待合室へ案内する。暗い廊下は段差や障害物に気付きにくく、高齢者の転倒の危険を高めます。
- ⑸ 散瞳でまぶしく見えにくいので、移動には付き添い、車の運転は控えるよう伝える。散瞳中はまぶしさとピントの合いにくさが数時間続くため、転倒と事故を防ぐ対応が必要です。
解説
最も適切なのは、移動のときに付き添い、車の運転を控えるよう伝えることです。散瞳薬の効果は数時間続き、瞳孔が開いたままなのでまぶしさが強く、調節も弱まって近くが見えにくくなります。この状態での運転は事故につながります。高齢者は転倒の危険も高いため、明るく段差の少ない経路で誘導し、帰宅の手段を一緒に確かめることが安全の確保になります。
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