迷走神経反射への対応として正しいのはどれか。
迷走神経反射への対応として正しいのはどれか。
- ⑴ 仰臥位にする。仰臥位にして下肢を挙上し、脳への血流を確保するのが基本的な対応です。
- ⑵ 眼球を圧迫する。眼球圧迫は眼心臓反射で迷走神経を刺激し、徐脈を悪化させます。
- ⑶ 紙袋で口と鼻を覆う。紙袋で口と鼻を覆うのは過換気症候群に対する古い対応で、迷走神経反射には用いません。
- ⑷ バルサルバ手技を行う。バルサルバ手技は迷走神経を刺激する手技で、徐脈を悪化させます。
- ⑸ ニトログリセリンを舌下させる。ニトログリセリンは血管を拡張させて血圧をさらに下げるため不適切です。
解説
正解は⑴です。迷走神経反射は、痛みや緊張、長時間の立位などをきっかけに副交感神経が過剰に働き、徐脈と血管拡張による血圧低下から、冷汗、顔面蒼白、失神を起こす状態です。対応はまず仰臥位にして下肢を挙上し、脳血流を確保することです。眼球圧迫やバルサルバ手技は迷走神経をさらに刺激して悪化させます。紙袋で口と鼻を覆う方法は過換気症候群への古い対応で、ニトログリセリンは血圧を下げるため禁忌です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-10.html)を加工して作成