78歳の女性。静的視野検査の途中で「疲れたので今日はもうやめたい」と申し出た。検…
78歳の女性。静的視野検査の途中で「疲れたので今日はもうやめたい」と申し出た。検査は半分ほど進んでいる。視能訓練士の対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 中断した部分は前回の結果を写して埋め、検査を終えたことにする。測っていない結果を記録するのは記録の改ざんにあたり、診療を誤らせます。
- ⑵ 結果が無駄になると伝え、休まずに最後まで続けるよう本人を説得する。疲れた状態で続けると結果の信頼性が下がり、本人の意思にも反します。
- ⑶ 検査を中断して体調を確かめ、医師に報告して続きの進め方を相談する。本人の申し出を尊重して中断し、体調を確かめたうえで、再検査の時期などを医師と相談するのが適切です。
- ⑷ 付き添いの家族に同意を得て、本人の申し出とは別に検査を続ける。判断能力のある成人の検査を続けるかどうかは本人が決めることで、家族の同意で置き換えられません。
- ⑸ 申し出どおり検査を終え、中断した事実はカルテに書かずにおく。中断の経緯は結果の解釈に関わるため、事実をありのままに記録し、医師に報告する必要があります。
解説
最も適切なのは、検査を中断して体調を確かめ、医師に報告して続きの進め方を相談することです。検査を受けるかどうか、続けるかどうかは患者本人が決めることで、その意思を尊重します。疲れた状態で続けた視野検査は信頼性が下がるため、無理に続ける利点もありません。中断の事実は結果の解釈に関わるので、正確に記録して医師に伝えます。家族の同意で本人の意思を置き換えることはできません。
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