遊園地で回転するいすに座り、同じ向きに何回も回されたあと、急に止められた。止まっ…
遊園地で回転するいすに座り、同じ向きに何回も回されたあと、急に止められた。止まったあとも、しばらくまわりが回っているように感じ、眼振もみられた。このとき刺激を受け取っている受容器として正しいのはどれか。
- ⑴ 球形嚢の平衡斑:耳石膜が上下方向の直線的な加速でずれ、その動きを伝える。球形嚢は主に上下方向の直線の加速を感じる器官で、回転の止まりを感じる受容器ではありません。
- ⑵ 卵形嚢の平衡斑:耳石膜が重力の向きにずれ、頭の傾きを伝える。卵形嚢は頭の傾きや水平方向の直線の加速を感じる器官で、回転の加速を感じる器官ではありません。
- ⑶ アブミ骨筋:大きな音が入るとアブミ骨の動きを抑え、内耳を守る。アブミ骨筋は大きな音から内耳を守る筋で、平衡感覚の受容器ではありません。
- ⑷ 蝸牛のらせん器:基底板の振動で有毛細胞が興奮し、音の高さを伝える。蝸牛のらせん器は聴覚の受容器で、体の回転を感じる働きはもちません。
- ⑸ 半規管の膨大部稜:内リンパの流れでクプラが傾き、有毛細胞が興奮する。回転が急に止まると内リンパが慣性で流れ続け、膨大部のクプラを傾けます。これが回転の感覚と眼振を生みます。
解説
刺激を受け取っているのは半規管の膨大部稜です。半規管は頭の回転の加速を感じる器官で、膨大部にある有毛細胞の上をゼラチン状のクプラが覆っています。回転が急に止まると、管の中の内リンパが慣性で流れ続けてクプラを傾け、まだ回っているような感覚と眼振を起こします。卵形嚢と球形嚢は直線の加速や頭の傾きを、蝸牛は音を受け取ります。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。