就職して1年目の視能訓練士。緑内障で通院中の患者の眼圧を測ったところ、前回の値よ…
就職して1年目の視能訓練士。緑内障で通院中の患者の眼圧を測ったところ、前回の値より両眼とも8 mmHg高かった。患者は点眼を続けていると話している。この視能訓練士の行動として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 眼圧計が故障していると判断し、その日の眼圧の測定を中止する。1回の値だけで故障と決めることはできません。まず条件を確かめて測り直し、点検の要否を相談します。
- ⑵ 測定値はそのまま記録し、次回の受診で改めて測ることにする。大きな変化を確かめずに先送りすると、急ぐべき病状の変化を医師が知るのが遅れます。
- ⑶ 患者に緑内障が進んでいると伝え、点眼の回数を増やすよう勧める。病状の判断や治療の変更は医師が行います。視能訓練士が患者に伝える内容ではありません。
- ⑷ 前回の値に近いものを選んで記録し、医師には報告せずにおく。都合の良い値を選ぶことは記録の改ざんにあたり、病状の変化を見落とす原因になります。
- ⑸ 測定の条件を確かめて測り直し、結果と経緯を医師に報告する。思いがけない値は、測定の誤りか病状の変化かを見極めるため、条件を確かめて再測定し、医師に報告します。
解説
測定の条件を確かめて測り直し、結果と経緯を医師に報告する行動が最も適切です。思いがけない値が出たときは、まず測定の手技や患者の状態に問題がなかったかを確かめ、再現性を見ます。そのうえで値をありのまま記録し、医師に伝えます。都合の良い値を選んだり、自分で病状を判断して患者に伝えたりすることは、専門職としての責任と業務の範囲を外れます。
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