視能訓練士が、勤務先で過去5年間に行った間欠性外斜視の小児の検査記録を集め、手術…
視能訓練士が、勤務先で過去5年間に行った間欠性外斜視の小児の検査記録を集め、手術前後の眼位の変化をまとめて学会で発表しようとしている。研究倫理の面から適切な対応はどれか。2つ選べ。
- ⑴ 集めたデータは自宅で解析できるよう、個人の記録媒体に写して持ち帰る。診療情報を個人の媒体で持ち出すと漏えいの危険が高まります。施設が定めた方法で管理します。
- ⑵ 仮説に合わない結果の症例は、外れ値として集計の前に除外する。結果に合わない症例を恣意的に除くことは研究の不正にあたります。除外の基準は解析の前に決めておきます。
- ⑶ 研究の計画を倫理審査委員会に提出し、審査を受けて承認を得る。診療で得た情報を研究に使うときは、計画を倫理審査委員会で審査してもらい、承認を得てから始めます。
- ⑷ 氏名や生年月日などを除き、個人が特定できない形にして扱う。個人を特定できる情報を取り除いて扱うことは、対象者の権利と個人情報を守るための基本です。
- ⑸ 発表の後で患者や保護者の同意が得られるかを確かめ、得られた症例を残す。同意の取得や情報の公開は研究を始める前に行います。発表後に確かめても対象者の権利は守れません。
解説
適切なのは、倫理審査委員会の承認を得ることと、個人が特定できない形にして扱うことの2つです。診療で得た記録を研究に使う場合も、対象者の権利を守るため、事前に計画を審査してもらい、同意の取得や情報の公開など定められた手続きをとります。仮説に合わない症例を恣意的に除くことは不正にあたり、データを個人の媒体で持ち出すことも漏えいの危険を高めます。
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