弱視が起こる仕組みについて、視覚の経路のどこに変化が生じるかを学んだ。斜視弱視や…
弱視が起こる仕組みについて、視覚の経路のどこに変化が生じるかを学んだ。斜視弱視や不同視弱視で中心となる変化として正しいのはどれか。
- ⑴ 弱視眼の水晶体が濁り、網膜に届く光が少なくなる。水晶体の混濁は形態覚遮断の原因になり得ますが、斜視弱視や不同視弱視の仕組みではありません。
- ⑵ 弱視眼の外眼筋が萎縮し、固視を保てなくなる。外眼筋の萎縮は弱視の原因ではありません。
- ⑶ 弱視眼の網膜の視細胞が変性して数が減り、光を感じにくくなる。弱視眼の網膜に器質的な変性はみられず、変化の中心は中枢側にあります。
- ⑷ 視覚野で弱視眼に反応する細胞が減り、その眼の働きが弱まる。発達期に一方の眼の信号が不十分だと、視覚野でその眼に反応する細胞が減り、視力が出なくなります。
- ⑸ 弱視眼の視神経が萎縮し、乳頭が蒼白に見えるようになる。弱視では視神経萎縮はみられず、眼底は正常です。
解説
弱視眼から入る信号に反応する視覚野の細胞が減り、その眼の働きが弱まることが中心となる変化です。視覚の発達期には、両眼からの信号が視覚野で競い合いながら結び付きが作られます。斜視や不同視で一方の眼の像がずれたりぼやけたりすると、その眼からの信号が抑えられ、反応する細胞が減っていきます。網膜や視神経に器質的な変化は無く、発達期のうちに弱視眼を使わせる治療で回復が期待できます。
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