AC/A比は、調節に伴って起こる輻湊の量を示す比である。AC/A比が高い遠視の小…
AC/A比は、調節に伴って起こる輻湊の量を示す比である。AC/A比が高い遠視の小児にみられやすい所見として正しいのはどれか。
- ⑴ 遠くを見るときより近くを見るときに、内寄りのずれが大きくなる。近見で調節が加わると、それに伴う輻湊が過剰に起こり、内斜視が強くなります。
- ⑵ 調節に伴う輻湊が小さく、近くを見るときに外寄りのずれが目立つ。調節に伴う輻湊が小さいのはAC/A比が低い場合の所見です。
- ⑶ 遠視を矯正する眼鏡をかけると、近見でのずれがさらに大きくなる。遠視の矯正で必要な調節が減るため、調節に伴う輻湊も減って近見のずれは小さくなります。
- ⑷ 両眼の屈折値の差が大きくなり、不同視が起こる。AC/A比は左右の眼の屈折値の差を表す値ではありません。
- ⑸ 瞳孔の大きさが、調節の量によって変わらなくなる。AC/A比は調節と輻湊の関係を示す値で、瞳孔の反応の異常を表すものではありません。
解説
遠くを見るときより近くを見るときに内寄りのずれが大きくなります。AC/A比は、1 Dの調節に伴って起こる輻湊の量をプリズム度で表した比です。この値が高いと、近くを見るために調節したときに輻湊が過剰に起こり、近見で内斜視が強くなります。遠視を矯正すると必要な調節が減って近見のずれは小さくなり、近用の加入をした二重焦点眼鏡が使われることもあります。外寄りのずれが目立つのはAC/A比が低い場合です。
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