白内障手術の後、角膜の透明性を保つ働きが損なわれて角膜浮腫が長く続く例がある。ヒ…
白内障手術の後、角膜の透明性を保つ働きが損なわれて角膜浮腫が長く続く例がある。ヒトでは損傷を受けてもほとんど再生せず、実質から水を汲み出して角膜の含水量を保っている部位はどれか。
- ⑴ 角膜実質実質は膠原線維の層で、水を汲み出す側ではなく、内皮の働きで脱水状態を保たれる側です。
- ⑵ 角膜上皮細胞層上皮は輪部の幹細胞から盛んに再生し、数日で欠損が修復されます。
- ⑶ ボーマン膜ボーマン膜は上皮の下の膜で再生しませんが、水を汲み出す働きはありません。
- ⑷ デスメ膜デスメ膜は内皮細胞が作る基底膜で、それ自体に水を汲み出す働きはありません。
- ⑸ 角膜内皮細胞層内皮細胞はポンプ機能で実質の水を前房へ汲み出し、ヒトでは分裂してほぼ増えません。
解説
角膜内皮細胞層です。角膜の透明性は、実質の膠原線維が規則正しく並び、含水量が一定に保たれることで維持されます。内皮細胞はポンプ機能によって実質の水を前房へ汲み出していますが、ヒトではほとんど分裂しないため、手術などで減ると残った細胞が広がって補います。減少が大きいとポンプ機能が足りなくなり、角膜浮腫が続きます。上皮は幹細胞から盛んに再生し、デスメ膜は内皮が作る基底膜です。
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