習慣性口呼吸を伴う小児でみられるのはどれか。2 つ選べ。
習慣性口呼吸を伴う小児でみられるのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 低位舌口を開けて呼吸するため舌が口腔底に下がり、低位舌となります。
- ⑵ 鼻唇角の開大口呼吸では上顎前歯の唇側傾斜や上唇の突出を伴いやすく、鼻唇角は小さくなる傾向があります。
- ⑶ 上顎歯列弓の開大低位舌で口蓋への舌圧が働かず頬筋の圧が加わるため、上顎歯列弓は狭窄します。
- ⑷ 下顎骨の後下方回転開口姿勢が続くことで下顎骨が後下方に回転し、前顔面高が大きくなります。
- ⑸ 下顎切歯の舌側傾斜下顎切歯の舌側傾斜は口呼吸の典型的な所見ではありません。
解説
正解は⑴と⑷です。習慣性口呼吸では、口を開けて呼吸するために舌が口腔底に下がった低位舌となり、口蓋への舌圧が働かないため上顎歯列弓は狭窄します。また下顎が開いた姿勢が続くことで下顎骨が後下方に回転し、前顔面高が大きくなるlong faceの傾向(アデノイド顔貌)を示します。口唇閉鎖不全により口唇圧が弱まるため上顎前歯は唇側傾斜しやすく、鼻唇角は小さくなる傾向があります。上顎歯列弓の開大や下顎切歯の舌側傾斜は典型的な所見ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成