食道粘膜の萎縮によって嚥下困難が生じるのはどれか。1 つ選べ。
食道粘膜の萎縮によって嚥下困難が生じるのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ Parkinson 病Parkinson病の嚥下障害は神経変性による運動障害が原因で、食道粘膜の萎縮によるものではありません。
- ⑵ Down 症候群Down症候群では筋緊張低下などで摂食嚥下の問題を生じますが、食道粘膜の萎縮は特徴ではありません。
- ⑶ Marfan 症候群Marfan症候群は結合組織の異常で、骨格や心血管の異常が特徴です。
- ⑷ Gardner 症候群Gardner症候群は大腸ポリポーシス、顎骨の骨腫、皮膚の囊胞が特徴です。
- ⑸ Ramsay Hunt 症候群Ramsay Hunt症候群は水痘・帯状疱疹ウイルスによる顔面神経麻痺と耳介の水疱が特徴です。
- ⑹ Plummer-Vinson 症候群鉄欠乏性貧血に伴う食道粘膜の萎縮とウェブ形成により嚥下困難を生じます。
解説
正解は⑹です。Plummer-Vinson症候群は、鉄欠乏性貧血に伴って、舌炎や口角炎、食道粘膜の萎縮と食道上部のウェブ(膜様狭窄)が生じ、嚥下困難を示す症候群です。中年女性に多く、匙状爪もみられ、下咽頭癌や食道癌の発生母地となることがあります。Parkinson病は神経変性による嚥下障害で粘膜萎縮によるものではなく、Down症候群、Marfan症候群、Gardner症候群、Ramsay Hunt症候群(顔面神経麻痺と耳介の帯状疱疹)でも食道粘膜の萎縮は特徴ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成