MID〈Minimal Intervention Dentistry〉における齲…
MID〈Minimal Intervention Dentistry〉における齲蝕のマネージメントで正しいのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 歯髄保存療法の実施歯髄保存は望ましい目標ですが、MIDにおける齲蝕マネージメントの起点はリスクと活動性の評価です。
- ⑵ 齲蝕象牙質内層の除去MIDでは再石灰化が期待できる齲蝕象牙質内層を保存し、感染した外層のみを除去します。
- ⑶ 齲蝕病変の活動性評価病変の活動性を評価し、非切削的な管理か修復かを判断することがMIDの齲蝕マネージメントの基本です。
- ⑷ 表層下脱灰病変の除去表層下脱灰病変(初期齲蝕)はフッ化物などによる再石灰化で管理し、除去しません。
- ⑸ 窩洞外形の自浄域への設置窩洞外形を自浄域まで広げるのは従来の予防拡大の考え方で、歯質保存を重視するMIDとは相反します。
解説
正解は⑶です。MID(ミニマルインターベンション)に基づく齲蝕のマネージメントでは、齲蝕を細菌感染による脱灰と再石灰化のバランスの崩れと捉え、まずリスク評価と病変の活動性評価を行います。活動性の低い病変や初期病変は再石灰化療法やリスク管理で非切削的に対応し、切削が必要な場合も再石灰化が期待できる齲蝕象牙質内層を残して外層のみを除去します。表層下脱灰病変は再石灰化で対応し、窩洞外形を自浄域まで拡大する予防拡大はMIDの考え方と相反します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成