肺炎を繰り返す介護療養型医療施設入所高齢者に対する口腔衛生管理の依頼を受けた。喀…
肺炎を繰り返す介護療養型医療施設入所高齢者に対する口腔衛生管理の依頼を受けた。喀痰からPorphyromonas gingivalis が検出されたという。肺炎の分類の組合せとして考えられるのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 院内肺炎 ― 誤嚥性肺炎院内肺炎は入院後48時間以降に病院内で発症する肺炎で、介護施設入所者の肺炎は医療・介護関連肺炎に分類されます。
- ⑵ 市中肺炎 ― 誤嚥性肺炎市中肺炎は一般社会で生活する人に生じる肺炎で、介護施設入所者には当たりません。
- ⑶ 市中肺炎 ― 非定型肺炎市中肺炎にも非定型肺炎にも当たらず、介護施設入所者で口腔細菌が検出された本例とは合いません。
- ⑷ 医療・介護関連肺炎 ― 誤嚥性肺炎介護施設入所者の肺炎は医療・介護関連肺炎で、歯周病原細菌の検出から誤嚥性肺炎と考えられます。
- ⑸ 医療・介護関連肺炎 ― 非定型肺炎非定型肺炎はマイコプラズマやクラミジアなどによるもので、歯周病原細菌の検出とは合いません。
解説
正解は⑷です。肺炎は発症の場により、市中肺炎、院内肺炎、医療・介護関連肺炎に分類されます。介護療養型医療施設などの長期療養施設の入所者に生じる肺炎は、医療・介護関連肺炎に分類されます。また、喀痰から歯周病原細菌であるPorphyromonas gingivalisが検出され、肺炎を繰り返していることから、口腔内細菌を含む唾液などの誤嚥による誤嚥性肺炎と考えられます。非定型肺炎はマイコプラズマやクラミジアなどによる肺炎で、本例には当たりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成