プロトロンビンからトロンビンへの変換に必要なのはどれか。1 つ選べ。
プロトロンビンからトロンビンへの変換に必要なのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ H⁺H⁺(水素イオン)はプロトロンビンからトロンビンへの変換に必要な因子ではありません。
- ⑵ K⁺K⁺は細胞内の主要な陽イオンですが、凝固反応の補因子ではありません。
- ⑶ Cl⁻Cl⁻は細胞外の主要な陰イオンですが、凝固反応には必要とされません。
- ⑷ Na⁺Na⁺は細胞外液の主要な陽イオンですが、凝固反応の補因子ではありません。
- ⑸ Ca²⁺Ca²⁺は凝固第Ⅳ因子で、プロトロンビナーゼ複合体の形成に不可欠です。
解説
正解は⑸です。血液凝固カスケードでは、活性化第Ⅹ因子が第Ⅴ因子、リン脂質(血小板膜)、カルシウムイオンと複合体(プロトロンビナーゼ複合体)を作り、プロトロンビンをトロンビンに変換します。カルシウムイオンは凝固第Ⅳ因子とも呼ばれ、ビタミンK依存性凝固因子がリン脂質膜に結合する際の橋渡しとして不可欠です。クエン酸ナトリウムやEDTAがCa²⁺を除いて採血管内の凝固を防ぐのもこのためです。H⁺、K⁺、Cl⁻、Na⁺は必要とされません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成