ある臓器のH-E 染色組織像(別冊No. 1)を別に示す。循環血液量の減少によっ…
ある臓器のH-E 染色組織像(別冊No. 1)を別に示す。循環血液量の減少によって、この臓器から分泌されるのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ レニン腎臓の傍糸球体細胞は、循環血液量の減少や腎灌流圧の低下に反応してレニンを分泌します。
- ⑵ メラトニンメラトニンは松果体から分泌され、概日リズムの調節に関わります。循環血液量とは直接関係しません。
- ⑶ カルシトニンカルシトニンは甲状腺の傍濾胞細胞から分泌され、血中カルシウム濃度を下げる作用をもちます。
- ⑷ アルドステロンアルドステロンは循環血液量減少時に増えますが、分泌するのは腎臓ではなく副腎皮質球状層です。
- ⑸ プロラクチン〈PRL〉プロラクチンは下垂体前葉から分泌され、乳汁分泌に関わるホルモンです。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。写真は提示されていませんが、選択肢と設問から、糸球体や尿細管が観察される腎臓の組織像と考えられます。循環血液量が減少すると輸入細動脈の圧が下がり、傍糸球体細胞からレニンが分泌されます。レニンはアンジオテンシノーゲンをアンジオテンシンⅠに変換し、レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系が働いて血圧と体液量が回復します。アルドステロンはこの系の下流で働きますが、分泌するのは副腎皮質球状層です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成