舌白板症の切除後の口腔内写真(別冊No. 31)を別に示す。切除後の処置で適切な…
舌白板症の切除後の口腔内写真(別冊No. 31)を別に示す。切除後の処置で適切なのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 植皮表在性の欠損を被覆し、瘢痕拘縮を防ぐために植皮を行います。
- ⑵ 遊離粘膜移植遊離粘膜移植は採取量に限りがあり、本例の欠損の被覆には適さないとされています。
- ⑶ デブリードマンデブリードマンは壊死組織を除去する処置で、切除直後の創には不要です。
- ⑷ 前腕皮弁による再建前腕皮弁は深く大きな欠損の再建に用い、表在性欠損には過大です。
- ⑸ 酸化セルロースの塡入酸化セルロースは止血材で、創面の被覆・再建の方法ではありません。
- ⑹ 大胸筋皮弁による再建大胸筋皮弁は広範な欠損の再建に用い、本例には過大な侵襲です。
- ⑺ ハイドロコロイド材による被覆ハイドロコロイド材は皮膚の創傷被覆材で、口腔内の創面には用いません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。写真は見られないため公表正答から考えます。舌白板症は表在性の病変であり、切除後は粘膜表層の欠損となります。比較的広い表在性の欠損では、遊離植皮(分層植皮)で創面を被覆すると、瘢痕拘縮による舌の可動制限を防ぎ、早期の上皮化が得られます。前腕皮弁や大胸筋皮弁は悪性腫瘍切除後などの深く大きな欠損の再建に用いる方法で、表在性の欠損には過大な侵襲となります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成