ソクマル歯科医師

80 歳の女性。上顎右側歯肉の腫脹を主訴として来院した。2 か月前から徐々に増大…

80 歳の女性。上顎右側歯肉の腫脹を主訴として来院した。2 か月前から徐々に増大してきたという。15 年前に脳梗塞を発症し、10 年前から関節リウマチと骨粗鬆症で投薬を受けている。初診時の口腔内写真(別冊No. 7A)、エックス線画像(別冊No. 7B)、造影CT(別冊No. 7C)、FDG-PET/CT(別冊No. 7D)及び生検時のH-E 染色病理組織像(別冊No. 7E)を別に示す。病変の誘因と考えられるのはどれか。1 つ選べ。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑵です。画像は見られないため本文から考えます。関節リウマチで長期に投薬を受けている高齢者に、徐々に増大する歯肉腫瘤が生じた経過からは、メトトレキサート関連リンパ増殖性疾患が考えられます。免疫抑制によりEBウイルス関連のリンパ腫様病変が生じるもので、多くはメトトレキサートの中止で縮小します。ビスホスホネートは顎骨壊死、ニフェジピンは歯肉増殖の原因となりますが、腫瘍性の増大とは異なります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成

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